ブルームバーグは、個々の違いを大切にし、誰もが協働できるインクルーシブな企業文化を推進しています
それぞれの多様性を受け入れ、尊重することがブルームバーグの従来の枠組みにとらわれないイノベーションとパフォーマンスを支えています。私たちは個々の違いを大切にし、誰もが協働できる、インクルーシブな企業文化を育みながらビジネスを成長させることを目指しています。世界中のさまざまな地域でダイバーシティ&インクルージョン(多様性と一体性)の取り組みを展開し、各地域の文化に即した優先課題に対処しています。
ブルームバーグのプロダクトやサービスは世界中の多種多様なお客さまにご利用いただいています。各国のお客さまの豊かな文化や社会的な常識、ビジネス慣行を尊重するにあたって、私たちのダイバーシティ&インクルージョンへの積極的な取り組みが大きな役割を果たしています。
ブルームバーグは、社員一人ひとりがチームの大切な一員として尊重された環境の中で、仕事に向き合うことのできる、多様性に富んだ強い組織づくりを目指しています。
世界各国の企業や団体と戦略的なパートナーシップを結び、あらゆるレベルで人材のパイプラインの拡大と強化、そして多様化を目指しています。そしてこの取り組みは常に現在進行中であり、全社を挙げて多様性と一体性に富んだ組織づくりに真摯に取り組んでいます。
ブルームバーグが求める人材とは、さまざまな角度から物事を捉え、解決策を見いだし、みずから率先して協力し合える人です。多種多様な経験と世界観を持ったメンバーで強いチームを作り、そのなかで、すべての社員が大切な一員として尊重されていると感じ、集中して仕事に向き合い、成長できるーそんな企業文化を目指しています。
ブルームバーグでは、人材基盤を拡充するためにテクノロジーや新しいプロセスに投資し、才能ある人材の発掘・育成に努めています。これまでも、多様性のある人材の採用に焦点をあてた数々のイベントを主催し、また積極的に参加もしています。このような取り組みにより、これまでに7万人以上の候補者にご応募いただいておりますが、これはまだまだ出発点に過ぎません。今後もさらに多くの候補者のみなさまにご応募いただけることを期待しています。
ブルームバーグは、人材基盤を強化してビジネスを成功に導くため、優秀な人材の獲得に力を注いでいます。住んでいる場所や出身校は重要ではありません。
新たな取り組みとして、さまざまな大学とのキャンパスパートナーシップのほかALPFA(米国の金融業界で働くラテン系プロフェッショナルのための団体)、Jopwell(ダイバーシティ採用のスタートアップ企業)、100 Women in Finance(金融業界で働く女性のための団体)をはじめとする団体とパートナーシップを結んでいます。
また、採用担当者や責任者に対するベストプラクティスのトレーニングを実施しているほか、「ブルームバーグ・コネクタープログラム」を通じてインターンシップやメンタリングの機会も提供しています。これらはほんの一例ですが、ブルームバーグでは、積極的に多様性に富んだ人材を発掘し続けます。
ブルームバーグではイノベーションを基本理念においています。常にそれまでとは違うやり方を追い求めることで、大きな結果が出せると考えているのです。人材育成、プロダクト開発、カスタマーリレーション等、ブルームバーグすべての部門で、ダイバーシティ&インクルージョンプランのもと独創的な考えや企画を奨励し、イノベーションを促しています。一例として、ブルームバーグTVは、ダイバーシティ&インクルージョンの流れが加速した背景に着目し、社会の変化による圧力や企業が取り組むべき課題にフォーカスした番組の放送を開始しました。
2016年、ブルームバーグは男女平等指数(GEI)を開発し、企業のジェンダー統計、行動指針、ジェンダーに配慮した商品展開、社外コミュニティーへのサポート提供や関与について、標準化された集計データを投資家や組織向けて提供することを始めました。同インデックスの開始以降、24の国や地域、10業種にわたる100以上の企業がGEIに参加しており、男女平等を取り巻く社会やガバナンス関連のデータの透明性と認知度を高めています。
ブルームバーグは、障がいを持つユーザーが使用する音声読み上げソフトとの互換性を改善するため、インフラの改良を続けています。障がいを持つブルームバーグターミナルユーザーのニーズを理解し、より良く対応できるよう独創的な開発も進めています。例えば、NYオフィスで、各部門から選出されたブルームバーグ社員がカーネギメロン大学の修士課程の大学院生とヒューマン・コンピューター・インタラクションの領域にて共同開発を試みました。学生たちによる「視覚障がいを持つユーザーに金融情報を伝達するアプリ」のデモンストレーションがブルームバーグのオフィスで行われ、結果的にこのアプリはオンラインでリリースされることになりました。
イノベーションの精神は、女性の声を尊重する取り組みにも生かされています。女性の意見が重大なニュース報道で驚くほど過小評価されている状況を受け、アジア太平洋地域のニュースチームは2016年後半、「ウィメンズ・ボイス・プロジェクト」を同地域でスタートさせました。これは、ブルームバーグの放送番組やニュースでカバーするストーリーにおいて、解説者やコメンテーターとして登場する専門家や関係者に女性の割合を増やす取り組みで、開始後1年あまりで、カバーする女性の割合が劇的に増加しました。それだけでなく、新たな声を取り込むことで、カバレッジの質やストーリーとの関連性も向上し、記者やエディターはそれまで取材したことのなかった女性との接点を獲得することができました。同プログラムはその後グローバルで展開され、今や世界各地で2,700名のブルームバーグ記者が取材できる女性のデータベースが構築されています。
ブルームバーグは、ブラジルにおける将来の労働力に関する取り組みにも参加しています。現在、ブラジルの人口の半数以上は、黒人またはアフリカ系ですが、ブラジルを拠点とするグローバル企業のマネージャーや幹部に占める黒人系ブラジル人の割合はわずか11%です。このギャップを解消するために、ブルームバーグはゴールドマンサックスやリンクレーターズと協力し、LIFT (Language, Inspiration, Focus, Transformation)プログラムを通じて、低所得者層の黒人系ブラジル人学生がもっと社会にでていけるように、社会流動性の向上に尽力しています。ブルームバーグ社員は、2年間の英語コースおよびメンタリングプログラムに参加する大学生をサンパウロ都市圏から募集し、選定するほか、ボランティアとしてプログラムに参加し、現地のさまざまなパートナーと協働しています。第2回LIFTプログラム(2017~2019年)の参加者は初回プログラムに比べて倍増しました。黒人系プロフェッショナル育成のビジネスケースを確立するために、今後もさらに規模を拡大してく予定です。
創造力を生み出し、ダイバーシティとインクルージョンを大切にする私たちの理念の推進力はイノベーションです。
外部の団体や組織とのパートナーシップは、ブルームバーグにとって欠かせないものです。協働することで、新たな視点を取り入れられるようになります。それがイノベーションや一歩先を読むリーダーシップに繋がると考えています。
ブルームバーグは、Catalyst、Out Leadership、The Women’s Foundation、Council of Urban Professionalsをはじめとする著名な団体に加盟しており、社員が最大限の力を発揮できるよう支援しています。
また、Center for Talent Innovation、Black British Business Awards、US Business Leadership Network (USBLN) などの団体と共同で行う研究にも出資しています。
私たちはSEOやLime Connectとのパートナーシップを通して、幅広くグローバル人材のパイプラインを強化しています。
ブルームバーグのパートナー団体
- 100 Women in Finance
- Association for Latino Professionals of America
- Business Disability Forum
- Catalyst
- Center for Talent Innovation
- Council of Urban Professionals
- Diversity Role Model
- Emma Bowen Foundation
- Executive Leadership Council
- LGBT Film Festival Japan
- NAAAHR
- The Women’s Foundation
- OUTLeadership
- Lesbians Who Tech
- Anita Borg Institute
- NCWIT
- US Business Leadership Network
- Lime Connect
- American Corporate Partners
- Toigo Foundation
- Veterans on Wall Street
- Black British Business Awards
- Pink Dot
- Women in Finance
ブルームバーグでは、社員がリーダーシップ・コンファレンスやメンタリングプログラムをはじめとするダイバーシティ&インクルージョンの取り組みに参加することを奨励しています。当社の取り組みの一環として、ビジネス的インパクトを与えるための活動やリーダーシップの育成、人材採用活動、コミュニティ活動をはじめとする150以上のイベントを毎年主催しています。これら多様な活動を通して対話を促し、当社のリサーチ結果や一歩先を読むリーダーシップ精神について幅広く共有しています。
また2016年より、ダイバーシティ&インクルージョンの原則や行動規範を社内すべてのプロセスにわたって浸透させるため、リーダー層のパフォーマンス評価に「ダイバーシティ&インクルージョン」という項目を取り入れました。
また、社員のニーズに配慮したさまざまな企業方針を定め、積極的に見直しを行っています。これまでも、育児休暇方針に変更を加え、ペアレント・トレーニングやマネージャー・トレーニングなどの取り組みを実施し、ブルームバーグで働きながら育児に取り組む社員への支援を強化しました。また、その他の方針についても同様に見直し、理想的な職場環境を整え、ここで働きたいと思ってもらえるような企業を目指してしています。
ブルームバーグでは、社員各自が企業文化の推進者として、またロールモデルやブランドアンバサダーとなって、さまざまなコミュニティを運営し、幅広く活動しています。そしてコミュニティを通じてプロフェッショナルなネットワークを広げ、リーダーシップやマネジメントスキルの向上を図っています。
東京オフィスでは現在4つのコミュニティが活動しています。
Abilities Community
Abilities Communityは、障がい者とそのアライ(理解者・支援者)が快適に過ごせる環境づくりとサポート体制の構築に取り組んでいます。このグループは、エンジニアリングチームやデザインチームと協力し、インフラの改良や革新的なプロダクトの開発等にも貢献しています。
Tokyo Abilities Communityの活動
Tokyo LGBT and Ally Community
LGBT and Ally Communityは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、社員、そしてそのアライ(理解者・支援者)のための安全で快適な環境づくりに力を注いでいます。 すべての社員が受け入れられ、大切にされる職場づくりを目指しています。
Tokyo LGBT and Ally Communityの活動
Women’s Community
The Women’s Communityは、ジェンダー・アウェアネス活動、関係構築の場やキャリア開発の機会を提供する中で、女性同士をつなげサポートし、女性のエンパワメントを推進しています。
このコミュニティは、女性の採用やリーダーシップ育成、また世界各地のブルームバーグオフィスで女性の登用が進むような活動をグローバルに展開しています。
Tokyo Women’s Communityの活動
The Bloomberg Women in Technologyグループは、テクノロジー業界における女性リーダーの育成を推進しています。STEM(科学・技術・工学・数学)分野での教育やキャリアの道を進もうとしている若い女性たちを応援しています。
Working Families Community
The Working Families Communityは、仕事と家庭を両立しながら働く社員が必要とするサポートや、情報を提供しています。仕事と家庭のバランスは大切ですが、これらを両立させることは簡単ではありません。ブルームバーグでは、カジュアルなランチセッションやファミリー向けのボランティアイベントをはじめとする社内のネットワーキングイベントを通じて、働きながら育児に取り組む社員をバックアップしています。
Tokyo Working Families Communityの活動
ブルームバーグはインクルーシブなリーダーを育成するため、すべてのリーダーシップ育成プログラムにダイバーシティ&インクルージョンの原則を取り入れています。職場における偏見をなくすためのツールを提供し、自分らしさを活かしたリーダーシップや多様性ある組織の運営、リーダーとしてのプレゼンス等についての講習を実施しています。
アンコンシャス・バイアス
グローバルな取り組みの一環として、ブルームバーグは全社員に対してアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)をなくすための研修機会を提供しており、管理職には受講が義務付けられています。この研修は東京からサンフランシスコ、フランクフルト、サンパウロに至るまで、全地域のオフィスで開催されるほか、インタラクティブなオンラインコースも用意されています。社員は、インタラクティブな演習と率直な対話を通じて、バイアスに対する意識向上を図ることができ、アンコンシャス・バイアスをなくすための手段も学ぶことができます。このような取り組みを通して、インクルーシブな職場環境を整えています。
インクルージョンへの理解を深める対話
マネージャーやチームリーダーがダイバーシティについて、あらゆる角度からオープンかつ率直に議論するためのセッションを定期的に開催しています。さまざまな業界からゲストスピーカーやダイバーシティ&インクルージョンの実践家をお招きし、知識の向上や情報共有、率直な対話を促しています。セッション参加者はダイバーシティ&インクルージョンに関する新たな視点を手に入れ、チームですぐに取り入れられる実践的なアプローチの方法を習得しています。
受賞歴
ブルームバーグのダイバーシティ&インクルージョンに対するコミットメントと取り組みは広く認知されており、数々の賞を受賞しています。最近の受賞は以下の通りです。
- 女性の人材育成を支援する取り組みが評価され、 WeAreTheCity UKの2017 Rising Stars Company of the Year Award(2017年ライジング・スター・カンパニー賞)を受賞。
- Human Rights Campaign Foundation(ヒューマン・ライツ・キャンペーン財団、HRC)のBest Place to Work for LGBT Equality(LGBTを平等に扱う最も働きやすい職場)に選ばれました。2018年のCorporate Equality Index(企業平等指数、CEI)では満点を獲得しました。HRCが運営するCEIはLGBTに対する職場の公平性を示すベンチマークとなっており、企業の方針や慣行を調査・公表しています。
- 多様性のある人材の採用と離職率の低さにおいて英国で高い評価を受け、Inclusive Top 50 UK(インクルーシブな英国企業上位50社)の6位にランクインしました。
- ブルームバーグのBlack Professional Communityによるロンドンでのダイバーシティ&インクルージョンの取り組みが評価され、Crew Networkのインパクト・アワードを受賞。
- シンガポールのHRMアワードでBest Diversity & Inclusion Strategy Award(ベスト・ダイバーシティ&インクルージョン・ストラテジー・アワード)を受賞。
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