データ連携
全世界で35万名以上のユーザーが利用するブルームバーグターミナルでは、ESGデータの継続的な拡充に努めています。現在、ESGデータのカバレッジ対象は世界100か国以上、日本はTOPIX構成銘柄を中心に2200社以上、グローバルでは1万1800社以上におよび、こうしたブルームバーグのESGデータは注文管理システム、リスク管理および報告のためのソリューション、ブルームバーグターミナルと完全に連携しています。
リポーティングやシナリオ分析などに関連するモデル作成に使用可能なESGデータセットの詳細はこちらから。
BQuant
BQuantはパイソンとブルームバーグのデータを柔軟に使用し、ユーザーニーズに最もあった分析アプリケーションを開発することが可能です。ブルームバーグが提供するビジュアルツールを利用して数行のコードで分析ツールのアプリ化を実現します。アプリ化されたツールは社内共有も可能です(ブルームバーグエニウェアユーザー間に限る)。
更に、BQuantのエンタープライズ版(有料版)を使えば、パイソンベースの開発プラットフォーム機能BQantをクラウドで使用することが可能になります。これにより社内データベースにBQuantでアクセスをしブルームバーグのESGデータと併せて分析することが可能になります。
特徴:
- ブルームバーグの約10,000項目のESGを含む多彩なデータに無制限にアクセス
- 分析のスケジューリング機能を使用し完全な自動化
- 自社データベースへも簡単にアクセス、社内データとブルームバーグのデータをBQuant上で連携して分析可能
- クラウドのコンピュテーションを利用し、AI・機械学習を取り入れた分析が可能
関連情報をご覧ください
BQuant エンタープライズ
BEAP
データの取り込みを簡素化します
ブルームバーグ・エンタープライズ・アクセス・ポイント(BEAP)は データライセンスの新たな取得方法及びデータ検索機能をご提供いたします。ユーザーは、ハイパーメディアAPIを活用したウェブ・ベースのセルフサービス・カタログであるBEAPから、ブルームバーグのリファレンス、プライシング、規制情報および過去のデータと共にオルタナティブ・データにアクセスすることができます。
当社のデータ専門家が、配信を可能にするための企業でのデータ設定およびユーザーのワークフローへの統合を支援し、企業の製品のカスタマー・エクスペリエンスおよび効率性を向上させます。
なお、端末外でデータをご利用される場合は別途データライセンスの契約が必要となります。データライセンス契約では社内共有、システムフィード、バッチ処理等のご利用可能となります。ブルームバーグデータライセンスでは自社のモデル・アプリ・システムを使用し気候変動分析を行うお客様に対し必要な生データを提供しております。詳細は、こちらのページをご覧ください。
クラウドインテグレーション
One Dataへのニーズに応えるクラウドネイティブ型ソリューション:データに基づく意思決定を促進するには、企業のアプリケーションが柔軟性と拡張性を備え、質の高いデータにアクセスできることが重要です。また、高いセキュリティを保ちながらコスト効率のよい方法でデータから知見を引き出し、分析を実行するために、高度な計算能力を備えている必要があります。
クラウド対応型データソリューションは、進化する企業ニーズに応えます。「データライセンス」と「リアルタイム」の双方に配信オプションをご用意し、「One Data」のニーズにクラウドネイティブな形でお応えします。
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ワン・データ・イン・ザ・クラウド
TCFD関連データ及びソリューション
TCFDは2015年に、金融安定理事会とイングランド銀行のカーニー総裁(当時)の要請を受けて設立され、弊社の創設者であるマイケル・ブルームバーグが議長となって発足しました。同氏は、長年、金融システム内外における気候問題への対処を訴えてきました。また、弊社のメアリー・シャピーロ(グローバル公共政策副会長、創業者・会長付特別顧問兼 TCFD 特別アドバイザー)はTCFDの特別顧問を務めております。
TCFDの前提は、投資家、金融機関、保険会社に対して、企業の気候リスクに関するよりよい情報を提供し、賢明な投資、融資、引き受けの意思決定に役立ててもらうことです。弊社では、企業が開示するTCFD関連データや国際機関が公表している環境リスクマップなどの地理空間データを提供し、TCFDに関するリスクや機会を特定するためのツールを取り揃えております。 TCFDガイド日本語版はこちらから
シナリオ分析機能
TCFDの枠組みを反映した地理空間データを用いたマップ機能により、気候変動関連データと企業のアセットデータを重ね合わせて表示することが可能となり、気候変動が企業の財務活動に与える影響を可視化できます。
例として、2040年における2度シナリオ及び4度シナリオ下での、火力発電や水力発電の生産能力の低下率を色分けし、マップ上に表示します。このデータに加えて、企業の工場や発電所の位置情報を同じ地図上に表示することで、生産能力の将来予測及び当該企業の財務活動への影響を分析できます。
SFDR 関連データおよびソリューション
サステナブルファイナンス開示規則(SFDR)は、2050年までにカーボンニュートラル達成を目指すEUサステナブルファイナンス行動計画に組み込まれおり、市場参加者が長期にわたり持続的に成長資金を調達できるようにすることを目的としています。企業は、持続可能なポートフォリオに含まれるすべての企業の有害指標を報告し、企業レベルおよび商品レベルでの持続可能性に関する方針やデューデリジェンスプロセスに関連する情報を開示しなければなりません。
主要な悪影響(Principal Adverse Impacts: PAI)
ブルームバーグのESGとカーボンのデータでSFDR PAIの測定と報告が可能になります
ブルームバーグでは、SFDRのPAIデータセットを世界100カ国の1万1700社以上に関するブルームバーグのESGデータにマッピングしています。このデータは、貴社独自の報告システムやリスク管理システム、またはブルームバーグの分析ツールにおいて使用することが可能で、貴社ポートフォリオの報告や投資ガイドラインにおけるモニタリングをサポートします。
温室効果ガス排出量推定
SFDR評価の重要な部分は、投資ポートフォリオのカーボンフットプリントを理解することです。ブルームバーグは、報告されていない企業のCO2排出量を推定することにより、報告された炭素排出量データとのギャップを埋め、5万社を超える国際企業をカバーしています。
BQuantを使ったSFDR分析
BQuantはパイソンとブルームバーグのデータを柔軟に使用し、ユーザーニーズに最もあった分析アプリケーションを開発することが可能です。ブルームバーグが提供するビジュアルツールを利用して数行のコードで分析ツールのアプリ化を実現します。アプリ化されたツールは社内共有も可能です(ブルームバーグ・エニウェアのユーザー間に限る)。
アプリ例では選択したユニバースのSFDRの必須開示項目の開示率をカテゴリー別に瞬時に集計し、ユニバース間で開示率を比べることにより、トピック全体の開示が低いと思われる場合に投資の潜在的なリスクの特定が可能です。