

サン・ライフ アセットマネジメント 香港
Sun Life Asset Management HK Ltd.(SAM)
カナダのSun Group傘下にあるSun Life HongKong Ltd. (サン・ライフ アセットマネジメント 香港) は、香港を代表する大手生命保険会社の一つ。同社は、香港における強制積立基金(MPF)の主要プロバイダーとしてトップ3に名を連ねており、現在、約1300億香港ドルの資産を運用しています。資産運用を担うSAMは、業界内でも高く評価されており、これまでにHong Kong EconomicJournal「 ESG Savings and Life InsuranceAward 」/「 Best MPF AdministrationServices of the Year 」、Metro Finance「 Outstanding Marketing Strategies –ESG 」など数々の賞を受賞しています。
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業種
資産運用
地域
アジア太平洋地域(APAC)
目標
ETFを主要な投資手段として活用し、非効率な業務プロセスから移行する
主なポイント
注文発注、取引前分析、RFQeプロセスにおいて、RFQeをブルームバーグAIMに組み込んだことで、SAMのワークフローは大きく変化した。
現在では各プロセスがシステム上で統合されており、ブルームバーグ上で、包括的なモニタリングや記録管理、取引の詳細追跡が可能となる。
RFQeはSAMの特定の要件に合わせてカスタマイズされており、最良執行の実現、監査証跡、リポーティング、分析など、同社のコンプライアンスポリシーへの準拠もサポートしている。
“MPF制度の加入が義務付けられている中、当社は個人投資家の退職後資産形成を支援するため、低コストの投資手段の追求に全力を尽くしています”
SAM 最高投資責任者
Felix Ho 氏
状況
SAMは、香港で数千人規模就業者向けの年金プランを運用しており、株式や債券を中心に、幅広いファンドへ資産を配分しています。
同社はミューチュアルファンドへの資産配分を進める中で、良好なリターンをもたらす投資オプションへの関心を一段と高めています。
ポートフォリオの柔軟性を高めるため、SAMは2019年からETFの組み入れを開始
こうした選択肢の広がりにより、SAMは米国、欧州、日本など地域的なエクスポージャーに加え、通貨ヘッジの有無を選択できる低コストな投資手段、さらにはテクノロジーや不動産などのセクター戦略にも柔軟にアクセスできるようになった
さらにETFは、「日内取引が可能」という、ミューチュアルファンドにはない独自の利点を備えており、SAMはこれを活用し、セクター・ローテンションのような戦略にも取り組んでいます。たとえば、同一の取引日中にエネルギーETFを売却し、その資金でテクノロジーETFを購入するといった運用が可能
課題
SAMではETFポートフォリオの拡大に伴い、取引の管理がますます複雑になっていきました。複数のブローカーやマーケットメーカーに電話やメールで連絡し、取引の開始、評価、執行するという従来のプロセスは非効率的でエラーが発生しやすく、コンプライアンス上のリスクも伴っていました。SAMがポートフォリオをミューチュアルファンドからETFへと大きくシフトする中で、こうした手法はもはや持続不可能となりました。
MPF加入者向けの低コストの投資戦略へのニーズの高まり
非効率な業務プロセスへの依存
ソリューション
複数のETF取引ソリューションを評価した結果、SAMは包括的なサービスの中でETF取引を効率化できるブルームバーグのRFQeを選択しました。
RFQeを社内既存システムに統合するには、Excelスプレッドシートでの注文作成からシステムへの取り込み、詳細リポートの作成に至るまで、広範な設定が必要でした。しかし、ブルームバーグはこうした実務面やシステム統合上の課題解決において、SAMをサポートし、重要な役割を果たしました。
包括的なモニタリングや記録管理、取引の詳細追跡
最良執行の実現、監査証跡、リポーティング、分析など、同社のコンプライアンスポリシーへの準拠もサポート
“エコシステム全体をシームレスに統合できる点は、市場において非常にユニークです。高い機能性を備えつつ、操作性に優れており、直感的なインターフェースにより、取引体験が一段と向上しています”
SAM 最高投資責任者
Felix Ho氏
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