
インデックス2025年展望:コモディティ
2020年代は、コモディティ指数が良好なパフォーマンスを示す期間となりそうです。2025年、コモディティ市場にとって好材料がそろう中で、注目すべき5つの主要テーマをまとめました。

金のブルームバーグ商品指数 (BCOM)に占める比率、2025年に低下
金価格は2024年、過去40年間で最大の年間上昇幅となりました。2024年初めにはブルームバーグ商品指数(BCOM)で金が占める先物比率は14.35%と突出して最大でしたが、2025年のBCOM目標比率の発表によると、1月前半に実施される年次調整で金の比率は14.29%に低下する予定です。

ビットコインと金:重量級の対決
金とビットコインは従来の資産に対するリターンの上乗せ、分散、プロテクションを提供するオルタナティブ資産の一つとして利用できます。

地球の温暖化に伴い、商品市場にも熱気到来
5月の世界全体の平均気温は15.91℃で過去最高を記録し、2024年は観測史上で最も暑い年となる見込みです。コモディティー市場もまた、需要面での新たな追い風と、投資家による同アセットクラスへ関心が再シフトしたことを背景に、堅調な1-3月(第1四半期)に続いて、4-6月(第2四半期)も活況な相場展開となりました。


Market Analysis
【端末活用術】エネルギー移行は金属市場にどう影響するか
地球温暖化の緩和に向けた世界的な取り組みは、自動車の電動化にせよ、送電網の転換にせよ、工業用金属に依存しています。このカテゴリーには現在、ロンドン金属取引所などの取引所で長く売買されている金属に加え、バッテリー用の金属やレアアース(希土類)元素も含まれます。

Article
2023年世界のエネルギー市場で注目すべき10項目
2022年、ロシアのウクライナ侵攻が招いた石油・ガス市場の混乱に始まり、「OPECプラス」を巡る大国間の駆け引き、再生可能エネルギーへの関心の高まり、核融合研究におけるブレークスルーなどニュースでエネルギーの話題を目にしない日はほぼありませんでした。ブルームバーグNEFはこれらの重要な進展を分析し、本稿で2023年の展望をまとめました。

Research
2023年の見通し:グローバル商品市場
ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)では、2023年の商品市場は八方ふさがりとなるという見方に傾いています。主要な資産クラスの中で2022年に唯一値上がりした商品の価格が23年下がらなければ、FRBは利上げを続ける可能性が高いからです。

Research
コモディティーにとって2022年は「大回帰の年」にならないのか
世界最大の経済大国、米国では、金融市場が不調であるにもかかわらず、米連邦準備制度理事会(FRB)が引き締め策を強化し、中国では加速する指導部への権力集中が成長を脅かしており、コモディティー市場はそのような環境の中で圧力にさらされています。