ブルームバーグでは4月20日(木)、関西地区のお客様を対象に『ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展 特別貸切鑑賞会・レセプション』を開催しました。当日は会場の国立国際美術館に、弊社が日頃お世話になっている金融業界のお客様をお招きして、ピカソ作品をはじめとする絵画鑑賞と、大阪府の吉村知事にも来ていただき、ジャズ演奏も交えたレセプションをご堪能いただきました。
今日、ブルームバーグの利益の大半は、創業者であるマイケル・ブルームバーグ個人の寄付や弊社財団および弊社による社会貢献活動など、「ブルームバーグ・フィランソロピーズ」を通じて、さまざまな形で社会に還元されています。
なかでも「環境」「公衆衛生」「アート」「教育」「政策革新(都市イノベーション)」という5つのフォーカスエリアにおいては、弊社が得意とするデータ分析を最大限に活用しながら変革を推し進め、世界中の人びとがより長く、より豊かな生活を送れることをめざして積極的に活動を展開しています。2022年には、1.7ビリオン米ドルが世界150か国、700都市の様々なプログラムを通じて社会に還元されました。
アートの分野では、芸術家や文化団体の支援に注力することで、アート鑑賞者の体験をより豊かなものとし、市民のクリエイティブ・シンキング(柔軟な発想)やコラボレーションを促すことによって、とくに都市における社会的・経済的な活力の強化に貢献したいと考えています。
今回の展示はドイツの稀代のコレクター、ハインツ・ベルクグリューンのコレクションを収蔵するベルリン国立ベルクグリューン美術館の主要作品を、初めて一堂に会したもので、ピカソ作品35点を含む76点が日本初公開となります。ご希望により美術館研究員が特別ガイドを行う「ミュージアムツアー」も用意し、先行の東京会場で連日多くの観客を集めた美術展を、お客様には貸し切りでゆっくりとお楽しみいただきけました。
レセプションには、日本の資産運用のエコシステムの形成と高度化に取り組む非営利組織の国際資産運用センター推進機構(JIAM)から、Jazz EMP(Emerging Musicians Program)も応援に駆けつけてくださいました。Jazz EMPは、世界に通用する一流の才能を持ちながら、まだ世の中で十分に認知されていない若手のジャズミュージシャンを皆様に知っていただき、成長の機会を提供することを目的として誕生したものです。これは金融と音楽が融合し、他の国際金融都市と同様に、東京がさらに活気あふれる都市となることをめざした活動でもあります。
今回の鑑賞会の会場となった国立国際美術館については、香港の非営利団体であるアジア・アート・アーカイブとのパートナーシップによって2019年に初めての特別鑑賞会を開催し、それをきっかけに2020年より協賛しております。
また、国立国際美術館のある大阪府は、アートを積極的に活用した成長戦略に取り組んでいます。2025年には大阪・関西万博の開催も控えており、今後はまさしくアートが大阪府のイノベーションの原動力になると考えられます。
ブルームバーグではこうした、アートを通じて人々の生活をより豊かにし、インスピレーションやクリエイティブ・シンキングを促す活動やイベントを続けていく予定です。