これまで端末上で取得することのできなかった各ESG債における資金使途の内訳およびその持続可能な開発目標(SDGs)をご覧いただけるようになりました。今回の更新で新たに追加された自己報告インジケーター、銘柄インジケーターもあわせてご紹介いたします。
近年、ESG債の市場は著しい進化を続けており、発行額のみならず、その多様性も増しています。選択肢の拡大により、適切な投資対象を選択するためには、よりいっそう的確な分類が求められています。このたびブルームバーグでは、以下の関連情報を新たに端末上でご覧いただけるようにデータ項目を追加いたしました。進化するESG債市場において、よりサステナブルなESG債を選択するためにご活用下さい。
今回の更新で追加されたデータ項目:
- 「サステナビリティ連動債」および「トランジションボンド」インジケーター
- 発行体自己報告インジケーター
- 資金使途におけるプロジェクトカテゴリーおよび、そのサブカテゴリー
■「サステナビリティ連動債」および「トランジションボンド」インジケーター
昨今、国際資本市場協会 (ICMA) による新たな原則・ガイドラインの策定に伴って「サステナビリティ連動債」および「トランジションボンド」の市場規模が拡大しつつあります。そのため、資金使途特定型銘柄インジケーターに加え、新たに「SUSTNABILTY_LINKD_INDCTR」および「TRANSITION_INSTRUMENT_INDICATOR」を追加いたしました。
[サステナビリティ連動債インジケーターの一例: BBG00WYFB1R4]
出所:ブルームバーグ
[トランジションボンドインジケーターの一例:BBG011RKL9F3]
出所:ブルームバーグ
■ 自己報告インジケーター
ESG債は、これまでは債券発行後、弊社の定義との照合を経たのちにESG債として登録がなされておりました。今回の更新で追加いたしました「自己報告インジケーター」では、暫定ではあるものの、発行体からの自己報告を基に、自己報告ESG債銘柄としてご確認いただけるようになりました。
■ 資金使途におけるプロジェクトカテゴリー・サブカテゴリー
資金使途特定型銘柄においては、発行体からの開示に基づき、ICMA原則に沿ったプロジェクトカテゴリー、またそのサブカテゴリーを端末上にてご覧いただけるようになりました。更に、その事業区分が対応するSDGsカテゴリーも開示ベースにてご参照いただけます。