機関投資家も個人も関心を寄せるテーマ投資

Read the English version published on August 22, 2022.

この記事はブルームバーグのマーケット・スペシャリスト、Michael Pruzinskyが執筆し、英語版がブルームバーグ ターミナルに最初に掲載されました。

背景

機関投資家も個人投資家も、テーマ投資が経済構造の長期的変化から利益を生み出す可能性に関心を寄せ始めています。ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のデータ分析によると、テーマ別上場投資信託(ETF)へ2021年だけで490億ドル近くが流入しました。これは2019年と2020年を合わせた水準並みです。

以前は投資できないと思われていた投資機会に興味をそそられる投資家もいます。世界最大の暗号資産ファンドを運営するGrayscale Investment LLCのCEO(最高経営責任者)、Michael Sonnenshein氏は、「多くの人々は、10年前にクラウドコンピューティングやその他のカテゴリーに投資し始めていたなら経験できていただろうことを、全く新たなカテゴリのテーマに今投資できるということと同じに考えているようだ」と述べています。

課題

従来型の指数は、セクター、国、規模の分類に従って過去データを分析し、特定証券をベンチマークに組み入れるかどうかを決定することで作成されます。しかし、こうした手法は、将来のトレンドを把握するためには向いていません。それに対処すべく作成されたのがテーマ別指数で、進化しつつあるミクロ/マクロ経済動向をパッシブなベンチマークで捉える手法を使って作成されました。

ブルームバーグ・インデックス・チームは、「伝統的な」セクターで生まれつつある新たなトレンド、マクロ経済トレンド、バリューベース・トレンドなどを評価してテーマ別ベンチマークを構築します。それらテーマの中から、将来を見越したクロスセクションな銘柄を選別する、透明なルールベースのアプローチを提供します。

ブルームバーグ・インデックスのテーマ別ベンチマークは、特定トレンドの関連企業を追跡するテーマ別バスケットを作成するBIアナリストの詳細リサーチに裏付けられています。ブルームバーグ/インデックスは次にそれらバスケットを起点として、ルールに基づいた方法で新たなトレンドを追跡するための指数を設計します。

追跡

電気自動車、サイバーセキュリティー、水素など、成長産業についてもっと詳しくお知りになりたい場合は、ブルームバーグ・インデックスのテーマ別ベンチマークが役立ちます。

ボトムアップのEV指数アナリスト目標株価コンセンサスを調べるには、{BEV <Index> ANR >}を実行します。足元の指数価格と、指数構成銘柄の12カ月後の目標株価合計値との格差は今年、大幅に拡大しました。

For a bottom-up consensus of analyst price targets for the EV index,
ボトムアップのEV指数アナリスト目標価格コンセンサスを調べるには、{BBEV ANR <GO>}を実行。

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本稿は英文で発行された記事を翻訳したものです。英語の原文と翻訳内容に相違がある場合には原文が優先します。

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