為替ヘッジ自動化の次なる先端技術

Read the English version published on August 11, 2023.

10年以上前、電子取引の普及を先導したのは為替取引でした。この電子化を通じて為替市場で人々が実感した効率性の高さは、今では他の資産クラスにも浸透しています。

以降、コンファメーションから照合、決済までの為替電子取引のワークフローも一段と改善されており、為替オプションのような他の金融商品にも対応できるようになりました。

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為替市場は今や、自動化の次なる局面を迎えています。為替ヘッジを行う為替市場参加者は、為替デリバティブ商品の取引に伴う報告義務も負っています。具体的には、値洗いとバリュエーション、もしくはヘッジ有効性テストのいずれかまたは両方を報告する必要があります。

ブルームバーグが提供するフロントオフィスからバックオフィスまでを網羅した革新的なワークフローでは、為替ヘッジ担当者は次のような操作ができるようになりました:

  1. 市場で気配値提示を依頼する時点で、クオート・リクエスト(RFQ)為替電子取引伝票に(テンプレートとして)「ヘッジ指定ID」を入力できます。
  2. クオートを受け入れて、希望する取引銀行と取引できます。
  3. 選択した報告期間終了時に、約定した取引すべてのバリュエーションとヘッジ有効性に関するリポートを自動受信できます。

各種の条件が一致していれば、報告義務に対応するにはこのリポートで十分です。為替ヘッジ担当者は、延々とヘッジ会計の指定を設定したり、手作業で月末報告書を作成したりする必要がなくなります。数日間を費やさねばならなかった報告作業などは近い将来、ダイヤル式電話ほどに遠い記憶となってゆくことでしょう。

ブルームバーグのFX電子取引プラットフォームFXGO <GO>とヘッジ会計モジュールHEFF <GO>の詳細につきましては、ブルームバーグの担当営業までお問い合わせください。

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