この記事は、ブルームバーグ ニュースの院去 信太郎と氏兼 敬子が執筆し、ブルームバーグ端末に最初に掲載されました。
干支から日本の株式相場を占うと、2018年は戌(いぬ)年となるが、噛みつかれて相場で痛手を負うようなことは、過去の戌年相場から見ても確率が低そうである。
日経225平均株価は1949年の算出開始以来、5回の戌年を経てきたが、干支ベースによる勝率は4勝1敗である。大和証券のデータによれば、日経平均はこれまでの戌年である1958年には41%、1982年には4.4%、1994年には13%、そして2006年には6.9%上昇。唯一の1敗は1970年、16%下落した年だけだったという。
大和証券テクニカルアナリストの佐藤光氏は、「日経平均が前年高値を更新する場面が100%必ずあったのは戌年だけ」と指摘する。