Read the English version published on December 12, 2022.
バイサイド企業は、決済やその他の取引後業務モデルを正しく構築する必要に迫られています。企業全体で使えるソリューションとして、業務モデルの点と点を結びつけて最適な柔軟性を実現するテクノロジーの必要性はますます高まっています。ただし、最近では企業はこれらの機能を社内で構築するのではなく、信頼できるテクノロジーパートナーから、すぐに使える統合ソリューションとして提供を受けています。
9月13日にニューヨークで開催されたブルームバーグ・バイサイド・フォーラムの一環として、ブルームバーグの取引後部門プロダクトチーム総括者Katia Falinaは、JPモルガンの証券サービス部門拡張エンタープライズ・データ戦略チームのグローバル総括者で取締役のNaveen TV氏と、Northern Trustのミドルオフィス・プロダクト・マネジャーJohn List氏と共に、ブルームバーグの強力な資産運用・投資運用プラットフォームを使って得られる最大の利点3つについて議論しました。
1. 接続モデル
J.P.モルガンのNaveen TV氏によれば、同社はそれぞれ異なるモデルを使用していた顧客と連携するためにブルームバーグAIMに注目しました。「お客さまが直面しているこの問題を解消する際に当社が提案しているのは、ブルームバーグAIMからデータを取得する方法、さらには当社のすべてのお客さまに代わって当社からお客さまへデータを提供することで効率的に接続できる方法を一緒に検討して構築しましょうということです。結果として、フロントオフィスからバックオフィスまで、何が接続しているのが分からないくらいシームレスにプロバイダーと連携できます」と同氏は付け加えます。
2. 取引の包括的な視点
Northern TrustのList氏によれば、同社はブルームバーグと統合モデルで協働し、自社の決済システムを改善しました。取引を常に包括的に把握できることを各社が求めるようになった要因の1つに、欧州の証券集中保管機関規則(CSDR)に基づく金融決済規制があります。また、特にOTCデリバティブについては、取引執行後に確認、照合、決済をミドルオフィス、バックオフィス、カストディアンに至るまで包括的に把握・表示できる必要があります。
3. シームレスなプロバイダー接続
市場参加者は、希望するプラットフォームやデバイスを使い、それらがすべてシームレスに接続された状態でデータと連携することを望んでいます。それが理想的な形だとTV氏は述べます。クラウド共有とAPIによって市場はこの理想に近づきつつありますが、機関投資家は、個人投資家が既に実現している接続や通信への遅れを取り戻そうと取り組んでいます。
ブルームバーグがお役に立ちます
ブルームバーグ・バイサイド・ソリューションは取引後業務の各種機能を提供しており、商品開発や投資として注目を集めています。ブルームバーグは取引後プロダクトの開発において、ワークフローや資産全体にわたる統合、手作業を最低限に抑えるための自動化、そして業務モデルの柔軟性という3つの信条を掲げています。ブルームバーグは、これらの機能や特徴を最前線で維持していることが鍵となり、企業の皆さまが選択される取引後業務モデルが何であれ、それを支援できるテクノロジー・パートナーとしての地位を確立しています。
本稿は英文で発行された記事を翻訳したものです。英語の原文と翻訳内容に相違がある場合には原文が優先します。