世界のシンジケートローン組成額、株式債券を上回る ― ブルームバーグが日本市場向けリーグテーブルを提供開始

2025年上半期、世界の資本市場における資金調達総額は4.2兆米ドルに達しました。これは、IMFの推計による2024年の世界の名目GDP(約105兆ドル)の約4%に相当する巨額な資金であり、資本市場のダイナミズムを物語っています。

この4.2兆ドルの内訳を見ると、約2割が債券、1割が株式、そして実に7割がシンジケートローンによる資金調達でした。これにより、シンジケートローンがグローバルな資金調達手段として非常に大きな存在感を放っていることがわかります。日本市場はこの3つのすべての資金調達手段において世界の上位5位以内にランクインしており、市場規模の大きさは明白です。

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日本では、2024年には債券や株式の新規発行による調達額を大きく上回る約40兆円がシンジケートローンによって調達されました。これは企業がシンジケートローンを安定かつ柔軟な資金調達手段として重視している証左でもあります。

こうした背景の中、金融庁は、国内で組成されるシンジケートローンに対して、国内拠点を持たない外国銀行も参加可能となるような規制緩和を検討しています。これが実現すれば、国内市場の国際化と調達力の一層の強化が期待されます。

このように注目が高まるシンジケートローン市場に対応するため、ブルームバーグでは昨年より日本のシンジケートローンデータの収録を大幅に拡充し、このたびブルームバーグターミナルにおいてアレンジャー実績をランキング形式で提供するLEAG<GO>機能に「日本公式ローンリーグテーブル」を新たに追加しました。

ブルームバーグターミナルをご契約の皆様は、ターミナル上でLEAG コマンドを入力し、「公式テーブル」タブの「全公式ローンテーブル」から日本市場のランキングをご確認いただけます。さらに、TKL や LSRC 機能を使えば、案件ごとの検索や詳細分析も可能です。

日本のシンジケートローン市場における動向や競争環境を俯瞰する上で、ぜひブルームバーグの最新機能をご活用ください。詳しくは担当営業までお問い合わせください。

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