真価が問われる為替取引のテクノロジー

Read the English version published on August 05, 2021.

この記事はブルームバーグのワークフロー・スペシャリストであるMichael Briodyが執筆しました。

新型コロナウイルスが企業の外国為替取引慣行に与えた影響については、考察すべき点が多々あります。バイサイドおよびセルサイドの企業、ならびに一般企業の中には、緊急事態を想定した訓練を行い、実行する必要がないことを望みながらも、そうした事態の手順を定めているところがありました。結果として、多くの企業は未曾有のボラティリティーに対して十分な備えをしていました。しかし、想定していなかったワークフローの脆弱性がパンデミックによって表面化した企業もあります。

パンデミックの初期には、為替市場でボラティリティーが長期にわたり大幅に上昇し、市場全体でリスクヘッジの必要性が生じ、それに伴い取引高も増加しました。ヘッジ戦略の変化、国際的なサプライチェーンの混乱、投資戦略、消費者行動の変化によって、為替取引の必要性が浮き彫りになりました。

ブルームバーグのワークフロー・スペシャリストチームの調査では、これらの課題を切り抜ける上で極めて有利な立場にある企業は、為替取引のワークフローにおいてそれぞれ同程度に洗練されたテクノロジーを利用していることが分かりました。そうした企業のテクノロジーは、取引前分析、大量取引の処理能力、一貫したプライシング、複数の取引執行方法、流動性の出し手と受け手のコミュニティーといった要素が、信頼できる取引プラットフォームにすべて組み込まれた総合的なソリューションを特徴としていました。

こうした強固なワークフローは、為替市場参加者が取引に復帰する中、バイサイドとセルサイドの企業にとって極めて重要な意味を持ちます。ブルームバーグのワークフロー・スペシャリストチームは、為替相場の予測や取引アイデアについて多くの質問に答えているほか、共通のデータを利用する評価システム、リスク管理システム、為替取引システムの自動化に関する質問にも対応しています。

企業が為替リスクの管理を急ぐ中、機関投資家、ヘッジファンド、企業の財務部門による投機的な為替取引も盛んになっています。また、世界的なボラティリティー変化に伴い、為替のアルゴリズム取引やオプション取引の需要が高まったことで、市場に新しいアイデアが生まれ、新たな投資家が参入するようになりました。市場参加者は、簡単に利用できるツールを使うだけで、可能な限りベストなレートで取引を執行する機会が実際にあることに気づきつつあります。シームレスで一貫性のある為替ワークフローを導入すれば、混乱を生むことなく、バイサイド、セルサイド、一般企業において事業および為替取引を推進できます。

ワークフローの最適化については、こちらから為替スペシャリストへご相談いただくか、営業担当までお問い合わせ下さい。