本稿はサプライチェーン・データ・アナリストBrian Moran、 経済データ・アナリスト逢坂真吾 が執筆し、ブルームバーグ ターミナルに掲載されたものです。(3/08/3021)
自動車、タッチスクリーン、および在宅勤務で利用されるさまざまな機器に用いられる半導体の需要が新型コロナウイルス禍で急増し、世界中で供給が不足しています。売上高の5%以上を台湾で計上している日本企業9社は、いずれも半導体業界向けに機械、部品、化学製品などを供給する主要サプライヤーです。

- コマンドラインに「equity screening」と入力し、「EQS – 株式スクリー二ング」を選択。クイック入力は「EQS」
- 画面右上の「所在国」をクリック。検索ボックスに「japan」と入力し、<GO>キーを押して日本を選択。[更新]ボタンをクリック
- 検索欄に「geographic」と入力し、「Geographic Segment Revenue Percent 地域別」を選択。検索ボックスに「taiwan」と入力し、<GO>キーを押して台湾を選択。画面右下のドロップダウンメニューで「直近報告書」を指定。[更新]ボタンをクリック。ドロップダウンメニューで「以上」を選択し、表示される次の反転欄に「5」と入力。<GO>キーを押す
- 再び検索欄に「bics」と入力し、「BICSレベル3産業名」を選択。<GO>キーを押す
- ツールバーの[アクション]をクリックして保存。クイック入力は「EQS /SAMPLE 17523275」
- [結果|WATC >>]ボタンをクリック
- グレーの[予想]タブの後、[セルサイド価格]サブタブを指定
過去3カ月間にアナリストは台湾で売り上げのある日本企業9社の平均目標株価を28%引き上げ、その株価は本稿執筆時で11%上昇しています。モールディング装置、IC検査装置、超精密金型などを手掛けるTOWAは、目標株価が70%引き上げられ、19%の株価上昇がアナリストにより予想されています。
TSMCは東京近郊に子会社を設立する計画を発表しました。これは業界のサプライチェーンにおける日本の役割を支える動きです。
TSMCが需要を満たすために設備投資をどれだけ拡大しているかを確認する方法は以下の通りです:

- コマンドラインに「tsmc」と入力し、「2330 TT Equity – 台湾積体電路製造 [TSMC/台湾セミコンダクター](台湾証券取引所)」を選択
- 再びコマンドラインに「company financials」と入力し、「MODL – 企業財務」を選択
- グレーの[複数周期]のタブをクリック。クイック入力は「2330 TT Equity MODL SOURCE」
- 「Highlights」セクションにある「Capital Expenditures」まで、画面を下にスクロール
- 「Capital Expenditures」の左にあるチャートアイコンをクリック
TSMCの設備投資は20年に170億ドルに達しました。21年は54%増加するとアナリストは予想しています。これは10年以来の高い伸びとなります。5G技術、人工知能(AI)、クラウド・サービス、自動車用半導体の進歩を踏まえると、TSMCは需要に応えるために投資を続ける必要があると考えられます。
ブルームバーグのサプライチェーン(SPLC)機能を使用して、TMSCのサプライチェーンに含まれる企業を絞り込む方法は以下の通りです:

- コマンドラインに「tsmc」と入力し、「2330 TT Equity – 台湾積体電路製造 [TSMC/台湾セミコンダクター](台湾証券取引所)」を選択
- 再びコマンドラインに「supply chain」と入力し、「SPLC – サプライチェーン分析」を選択。クイック入力は「2330 TT Equity SPLC」
- 画面左上にある「分析」のドロップダウンメニューで「3カ月価格変化%」を選択
- 画面右上にあるグレーの[フィルター]ボックスをクリック
- 「ソース」の検索欄に「japanese semiconductor」と入力し、「MXJP0SE Index – MSCI Japan Semiconductor and Semiconductor Equipment」を選択してMSCI日本半導体・半導体製造装置株指数の構成銘柄に絞り込む。[閉じる]ボタンをクリック
- ライトグリーンの各タイルにカーソルを移動すると、最も大幅に上昇している銘柄が分かる
TSMCのサプライチェーンに組み込まれた日本のサプライヤー企業および顧客企業は好調で、レーザーテック、東京エレクトロン、ルネサスエレクトロニクスの本稿執筆時、過去3カ月間の株価上昇率は23%以上となっています。「分析」のドロップダウンメニューから、「予想売上成長率(絶対)」を選択し、東京エレクトロンにカーソルを移動すると、予想売上成長率が30%であることが分かります。