バイサイドの三種の神器:投資に関する知見の発見と自動化による業務効率向上を目指して

Read the English version published on December 12, 2022.

バイサイドの投資家は、標準化、クラウドリソースや自然言語処理の潜在力、資産クラスの拡張性と分散といった要因が引き起こすさまざまな変化により、業務上の課題に直面しています。

913日にニューヨークで開催された「バイサイド・フォーラム」の一環として、ブルームバーグのバイサイド・プロダクト・ストラテジー部門のMatthew Yorkは、上記の要因がもたらす最大の懸念について見解を語りました。上記で挙げた進歩は、拡張性、オープン・アーキテクチャー、そして投資に関する知見を見いだしマーケットアクションを自動化するためのインテリジェンスの統合方法を巡り、次のような課題を浮き彫りにしています。

1.拡張性

資産運用会社の通常の年率成長率は6-10%です。つまり、それに合わせて成長できるプラットフォームが必要となります。ブルームバーグは、業界最高水準の注文管理システムであるAIMを「より大規模に、より速く、よりスマートに」することに取り組んでいるとYorkは述べています。その結果、2020年3月の新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が発生した際と同様に、市場に訪れる次の大きなストレスに耐えられるようになります。目標は、AIMの注文・執行管理システムの約定プロセスを2020年の40倍に改良することです。

2.オープン・アーキテクチャー

Yorkによれば、バイサイドの取引ソリューションは、オープン・アーキテクチャーで動作する必要があります。それがパートナー各社との連携には不可欠だからです。ブルームバーグは、APIフレームワーク全体の整合性を最新化し、改良することで、オープン・アーキテクチャーに対するサポート性を高めています。これにより、APIによってさまざまなシステムのプロセスが集約され、取引や取引管理に関するコミュニケーションやコラボレーションが可能になります。管理・監視が行き届き、容易に検査ができる標準的なインフラがあれば、ユーザーと共にスムーズに拡張・成長を遂げることができます。

3.相互運用性を利用したインテリジェンスの統合

強力な基盤となる統合型ポートフォリオ注文・執行管理システム(POEMS)を持つことで、ポートフォリオ分析を注文・執行プロセスにシームレスに統合し、目的とする流動性を特定して意思決定支援プロセスを補完できます。ポートフォリオ・マネジャーたちは、ポートフォリオを最適化できているか、顧客の要件に応えられているか、より簡単に判断できるようになる、とYork氏は述べています。相互運用性が投資に関する知見の発見を容易にするのです。

ブルームバーグがお役に立ちます

ブルームバーグ・バイサイド・ソリューションおよびその関連API、ならびに取引・執行システムは拡張性の向上を遂げていますが、そのプロセスで、共有可能オープン・アーキテクチャーを整備し、標準化データと一貫した方法でインテリジェンスを統合しました。

これらは、お客さまが今まで以上に業務的な課題に直面する中で、重要な優先事項となっています。適切なエンタープライズ・テクノロジー・パートナーを持てば、お客さまは業務効率を向上させることができる上、投資に関する新たな知見を得ることもできるでしょう。ブルームバーグ・バイサイド・ソリューションを利用して双方を達成する方法をご確認ください。

本稿は英文で発行された記事を翻訳したものです。英語の原文と翻訳内容に相違がある場合には原文が優先します。

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