EUベンチマーク規則(BMR)は、EU域内におけるベンチマークの管理会社、提供会社、および使用会社に適用されます。
BMRは、2016年6月30日に制定された後、2018年1月1日に大半の条項が施行されました。既存のベンチマーク提供会社のための当初の移行期間は2020年1月1日までであったものの、業界による懸念を受け、クリティカル(最重要)ベンチマークおよび第三国ベンチマークについては2021年末までの移行期間の延長がEUにより認められました。
BMRは、証券監督者国際機構(IOSCO)が2013年に公表した「金融指標に関する原則」(以下「IOSCO原則」)の後続規制です。ベンチマーク管理に関する一連の推奨プラクティスが規定されたIOSCO原則は、(ブルームバーグも含む)金融業界で広く採用されています。
IOSCO原則と同様に、BMRの目的は、各ベンチマークのロバスト性と信頼性の高さを保証するためかつベンチマークの設定過程における利益相反を最低限に抑えるための枠組みを確立することです。
規制対象となるのは、債券、株式、金利、為替、コモディティなど各アセットクラスのベンチマークとして利用されているインデックスです。
ブルームバーグ・インデックス・サービス・リミテッド(BISL)は、BMRに基づいてベンチマーク管理を行うことを英金融行為規制機構(FCA)から承認されています。BISLは、英国金融行動監視機構(FCA)の登録簿および欧州証券市場監督局(ESMA)の登録簿の双方に記載されています。
BISLが承認を受けているブルームバーグのベンチマークファミリーは以下の通りです:
- ブルームバーグ債券インデックスファミリー
- ブルームバーグオーストラリア債券インデックスおよびブルームバーグニュージーランド債券インデックス
- ブルームバーグ商品指数
- UBSブルームバーグCMCIインデックスファミリー
- ブルームバーグ通貨インデックス
- ブルームバーグ・ストラテジー・インデックス(ブルームバーグ独自のインデックスおよび第三者保有のインデックスの両方)
- ブルームバーグBFIXインデックスファミリー(通貨および金属フィキシング)
- ブルームバーグ株価指数
現在、ブルームバーグ・ギャラクシー仮想通貨インデックスおよび関連するCFIX仮想通貨フィキシングは承認の対象外ですが、今後は対象となる可能性があります。また、ブルームバーグ男女平等指数はBISLにより管理されているインデックスではないため、BISLが受けた承認の対象外です。このため、これらのインデックスをEU域内でベンチマークとして使用することは禁じられています。
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