三菱UFJアセットマネジメント、ブルームバーグのBQuantエンタープライズ導入-投資ワークフローのデジタルトランスフォーメーションを推進

2025年9月8日
ブルームバーグ・エル・ピー

大手資産運用会社の三菱UFJアセットマネジメントが
ブルームバーグのクラウド型分析プラットフォームで業務の高度化を加速

【東京-202598日】ブルームバーグは本日、日本を代表する金融機関である三菱UFJアセットマネジメント株式会社が、ブルームバーグが提供する最新の投資ワークフロー向けクラウド型分析プラットフォーム、BQuantエンタープライズを導入したことを発表しました。この完全管理型プラットフォームの採用により、同社はデジタルトランスフォーメーションに向けて大きな一歩を踏み出しました。日本が資産運用分野で世界のリーダーを目指す中、今回の取り組みは国家的目標にも沿った前進といえます。

三菱UFJアセットマネジメントは、業界の変化や競争の激化に対応し、さらに先を行くには業務インフラの高度化が不可欠と判断し、即時に導入できるソリューションである「BQuantエンタープライズ」を採用することを決めました。BQuantエンタープライズの拡張可能なコンピューティング機能や共同開発環境を活用することで、投資判断プロセスを強化するとともに、さまざまな部門における人材育成にもつなげています。

また、BQuantエンタープライズの「テキスト分析アドオン・パッケージ」も使用して、ブルームバーグのニュースやその他のテキストコンテンツを分析しています。これにより、事前にトレーニング済みでかつ設定の変更が可能なブルームバーグの自然言語処理(NLP)モデルや、GPU(画像処理技術)などの高度なコンピューティング機能を用いて、独自の分類やセンチメントスコア、要約を生成し、投資パフォーマンスの向上につながるインサイトを取得しています。

三菱UFJアセットマネジメントの高鍋朗最高投資責任者(CIO)は、以下のように述べています。「日本を資産運用立国として実現していく中で、当社の業務能力を強化することは喫緊の課題です。信頼性の高いクラウド環境と高度な技術的専門知識を持つブルームバーグのサポートを受けられるBQuantエンタープライズを活用することは、自前でシステムを構築する場合と比べ、一段と迅速かつ効率的にイノベーションを推進できます。BQuantエンタープライズのハッカソン(活用術を発表し合うイベント)に参加したり、ブルームバーグと継続的に協働したりすることによって、このソリューションなら弊社の能力をさらに強化し、目に見える成果を達成できると確信しています」

投資ワークフローを素早く、革新的に

資産運用業界におけるこれまでのIT投資と言えば、一般的には規制対応やリスク軽減に重点を置いたものであり、イノベーションにまでは十分に注力できないことも少なくありませんでした。三菱UFJアセットマネジメントがBQuantエンタープライズを導入したことは、スピード、高度化、拡張性を優先するという、従来の考え方からの転換を意味しています。

同社はBQuantエンタープライズの活用により、さまざまなことを実現しました:

  • インフラ構築の準備時間を短縮したことで、投資ワークフローにおける業務の高度化を加速しました。
  • 共同開発環境、プロジェクト管理の一元化、BQuant用アプリケーションの開発の合理化を通じて、より効率的なコラボレーションを社内で実現しました。
  • 高度な分析や機械学習モデル、シミュレーションのニーズに応じてコンピューティング能力を拡張し、ボトルネックを解消してインサイトの取得までの時間を短縮しました。

三菱UFJアセットマネジメントがBQuantエンタープライズを採用する決め手となったのは、データへのアクセス、ブルームバーグが管理するインフラ、そして充実したサポート体制が一体となった包括的なソリューションである点でした。同社は、コストと時間のかかる自社インフラの構築を抑制し、優れたコスト効率と、将来を見据えた戦略的な柔軟性を実現しています。

スキル向上と将来に備えた業務体制

三菱UFJアセットマネジメントは、デジタルトランスフォーメーションの一環として、内部能力構築にも注力しています。運用部門全体の従業員が、ブルームバーグ主導の研修、資格認証プログラム、社内ハッカソンなどのスキルアップ施策に参加し、Python、機械学習、自然言語処理(NLP)に関する知識を深めるとともに、こうした専門知識を実際の投資事例に応用するための取り組みを行っています。

特筆すべきは、同社がすでにBQuantエンタープライズを活用して自然言語処理(NLP)を投資ワークフローに組み込み始めたということです。これにより、同社は日本の金融業界でイノベーションの最前線に位置しているといえるでしょう。

資産運用の未来を見据えた即時導入型分析プラットフォーム

BQuantエンタープライズは、戦略展開の加速化、コラボレーションの円滑化、効率の最適化を目指す資産運用会社や金融機関を支援するために設計されています。データ、インフラ、自動化、サポート体制をすべて網羅し、一元化した分析プラットフォームであるBQuantエンタープライズは、企業のスピーディーかつ大規模なイノベーションを後押しします。

ブルームバーグのショーン・エドワーズ最高技術責任者(CTO)は、次のように述べています。「日本の資産運用業界をけん引する三菱UFJアセットマネジメントは、戦略的な変革や業務の高度化を見据えてBQuantエンタープライズを選ばれました。この取り組みにおいて三菱UFJアセットマネジメントと連携できることを光栄に思います。同社がイノベーションを推進し、投資ワークフローにおける俊敏性を一段と強化する中で、継続的な成長を遂げられるよう、ブルームバーグは支援してまいります」

BQuantエンタープライズについて
BQuantエンタープライズは、完全管理型のクラウド型分析プラットフォームです。高度なコンピューティング能力、ブルームバーグのデータへの広範なアクセス、自社システムとの統合、円滑な連携によって、金融機関が投資ワークフローを拡張できるよう支援します。迅速な開発、ワークフローの自動化、導入を目的として設計されているため、俊敏性の強化やイノベーションをいち早く市場に参入することを可能にします。詳細につきましては、https://about.bloomberg.co.jp/solution/bquant/をご参照ください。

三菱UFJアセットマネジメントについて
三菱UFJアセットマネジメント株式会社は、三菱UFJフィナンシャル・グループの中核資産運用会社として、国内外の多様な資産に対する高度な運用力を有し、個人・法人・機関投資家に向けて投資信託や投資一任業務を中心とした幅広い運用サービスを提供しています。同社は、さらなる運用力強化の取り組みを実施し、伝統資産に加えてオルタナティブ領域にも注力しています。


ブルームバーグについて
ブルームバーグは、ビジネスおよび金融情報の世界的なリーダーとして、透明性、効率性、公正性を市場にもたらす、信頼性の高いデータ、ニュース、インサイトを提供しています。当社は、お客さまがより多くの情報に基づいた意思決定を行い、より良いコラボレーションを促進することを可能にする、信頼性の高いテクノロジー・ソリューションを通じて、世界の金融エコシステムにおいて影響力のあるコミュニティーをつなぐ支援をしています。詳細につきましては、こちらをご参照いただくか、リクエストをデモしてください。


報道関係者のお問い合わせ先

ブルームバーグ広報代行: アシュトン・コンサルティング
ac-bloomberg@ashton.jp

*本プレスリリースはBloomberg L.P.が2025年9月7日に国外で発表を行ったプレスリリースを日本語に翻訳・再編集したものです。オリジナルのプレスリリースの正式言語は英語であり、この内容および解釈については英語が優先となります。英文オリジナルにつきましてはこちらのサイトをご参照ください。

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