ブルームバーグでは、バイサイドのコミュニティーに有用な情報を提供するとともに、ビジネスの発展を支援するため「ブルームバーグ・バイサイド・フォーラム」を世界各地で開催しております。バイサイドフォーラム東京2022のテーマは「今、改めて問うサステナビリティ」です。産官学金から著名なゲストをお迎えし、責任投資を推進する日本の機関投資家の皆さまとともに、ESG投資、脱炭素社会の早期実現、女性活躍推進等の喫緊の重要課題を中心に、「サステナビリティ」のあり方を改めて問い直し、資産運用業の今後の更なる躍進のための議論を深めました。
コロナ下のため、実に3年ぶりの開催となった今年は、西村 康稔経済産業大臣による基調講演、金融の力でネットゼロを目指すGFANZの活用法についてのパネルディスカッションに続き、初めての試みとして、ブルームバーグ投資コンテストファイナリスト2チームによる決勝戦を実施しました。さらに「ウーマノミクスの先にみえるもの」と題し、日本にとっての大きな課題である女性活躍推進の「次」を展望するトークセッションを行いました。詳細をまとめたイベントリポートは下記リンクからダウンロードしてご覧いただけます。
基調講演:西村康稔 経済産業大臣
「激動の時代における経済産業政策の新機軸~投資とイノベーションと所得向上の3つの好循環』
午前の部の基調講演には西村康稔経済産業大臣をお迎えし、「激動の時代における経済産業政策の新機軸~投資とイノベーションと所得向上の3つの好循環~政府が打ち出す経済産業政策の新機軸」と題し、変革期における投資家が担う重要な役割についてお話しいただきました。西村大臣は、日本がいま置かれている局面を100年に一度の変革期と位置づけ、「経済発展と社会課題解決の二刀流」で投資、イノベーション、所得向上の三つの好循環を実現すると述べました。これを実現するには民間資本による積極な投資が重要であり、政府としては社会の安定性を維持しつつ、新しい産業政策を推進するなかで、民間からの果敢なチャレンジを支持する姿勢を示しました。(もっと読む)
ネットゼロ達成に向けた「GFANZ」の有効活用
午前の部パネルディスカッションでは、脱炭素社会に向けての行動が世界で加速しているなか、COP26で生まれた金融の力でネットゼロを目指すGFANZの活用法について、各社の解釈や取り組みについてご討論いただきました。パネリストは、第一生命ホールディングス株式会社常務執行役員、曽我野秀彦氏、アセットマネジメントOne株式会社代表取締役社長、菅野暁氏、ニッセイアセットマネジメント株式会社代表取締役社長、大関 洋氏、モデレーターはネットゼロのためのグラスゴー金融同盟(GFANZ)アジア太平洋ネットワーク・マネージングディレクターです。(もっと読む)
ファイナリスト決勝戦 「Z世代が作成する『選ばれる』ESGファンド」
ブルームバーグESG投資コンテストは、経済・金融の最前線における学びや実体験を、未来を担う学生の皆さまに幅広く提供したいという思いから2017年に始まり、今年で6年目を迎えます。今年は過去最大規模となる全国23の大学から61チーム、324名の皆さまにご参加をいただきました。リポート審査の予選を通過し、プレゼンテーション大会でトップ2に選ばれた2チームによる決勝大会が開催され、協賛企業・団体であるオルタナティブデータ推進協議会様、大和アセットマネジメント様、三井住友DSアセットマネジメント様、三井住友トラストアセットマネジメント様には、全期間を通してコンテストをサポートいただき、審査員としてもご参加いただきました。。2022年のテーマは、 Z世代が作成する『選ばれる』ESGファンドです。
厳正な審査と会場およびZOOM参加者による投票の結果、優勝チームは同志社大学のチーム「ガベノミクス」、準優勝は東京工業大学「Inoue Lab」チームと決定しました。(もっと読む)
「日本の女性活躍推進 Womenomicsの先にみえるもの」
トークセッションでは、「日本の女性活躍推進Womenomicsの先にみえるもの」と題し、よりサステナブルな社会作りに欠かせないテーマである女性活躍の「次」にフォーカス。さらなる女性活躍推進のために何をなすべきか、多角的な視点から議論いただきました。パネリストは、内閣府特命担当大臣・女性活躍担当大臣、小倉將信氏、MPower Partners共同創業者・ゼネラル・パートナー、キャシー松井氏、モデレーターは日本生命保険相互会社取締役常務執行役員、大澤晶子氏です。(もっと読む)