2022年8月16日
ブルームバーグ・エル・ピー
9月30日の申請期限を控え、企業による組み入れ申請が急増
【ニューヨーク – 2022年8月15日】ブルームバーグは、2023年ブルームバーグ男女平等指数(GEI)の構成銘柄への組み入れを申請した企業数が、2022年9月30日の申請期限を前に急増しているとともに、申請企業の業種や地域も多様化していることを発表しました。
GEIは、上場企業が任意で参加し、多様性と男女平等に関する各社の方針のパフォーマンスを、同業他社と比較して分析しています。2022年のGEI構成銘柄には、45ヵ国、11の異なる業界から418社が選定されました。2023年のGEIでは、参加企業数や開示される情報量が昨年よりも増加しています。
現時点のGEIデータの概要は以下の通りです。
- GEI参加企業数は、米国で40%、欧州・中東・アフリカで39%、アジア太平洋地域で18%、中南米で3%増加
- コロンビア、ペルー、ウルグアイ、パキスタンなどの国が新たに参加
- 従来は金融関係企業が構成銘柄の上位を占めていたが、現在は航空宇宙、製薬、テクノロジー分野の企業も参加
ブルームバーグのサステナブル・ファイナンス・ソリューション部門でグローバルヘッドを務めるパトリシア・トーレスは、次のように述べています。「より多くの企業がGEIを利用して、同一賃金や賃金のジェンダー平等に関する方針を明らかにし、強化させていることを嬉しく思います。このような透明性は、企業が従業員を惹きつけ、投資家に意思決定を行うために必要なデータを提供するのに役に立ちます」
GEIは、以下の5つの項目で企業を評価します。
- リーダーシップと人材確保
- 同一賃金と賃金のジェンダー平等
- インクルーシブな文化
- 反セクシャルハラスメントに関する方針
- 社外向けのブランド
2023年の評価では、複数の企業からブルームバーグに対し、LGBTQ+と人種・民族の2項目を調査に追加するよう要請がありました。これらのデータの開示は、米国と英国市場で開始されますが、関連する質問への回答は任意であり、スコア算出の対象外です。
企業はブルームバーグ男女平等指数のウェブサイトからGEIに無料で参加できます。2023年ブルームバーグ男女平等指数(GEI)へのデータの提出期限は2022年9月30日です。データ提出後、ブルームバーグのGEIチームがデータを分析し、スコア算出基準に基づいたスコアカードを企業に提供します。2023年1月のGEI選定結果の発表に先立ち、GEIチームは参加企業とともに結果を確認するため、企業はスコア算出方法や理由を把握することができます。
またパトリシア・トーレスは、次のように述べています。「企業はGEIを社内ワークシートとして活用することもできます。算出基準などの詳細をオンラインで確認することができ、手間やコストはかかりません。これは、企業の男女平等指数プログラムを強化する上で有用です」
ブルームバーグ男女平等指数(GEI)チームは、先日、当インデックスの説明と企業の参加方法を紹介するウェビナーを開催しました。同ウェビナーの録画(英語)はこちらからご覧いただけます。
ブルームバーグ男女平等指数(GEI)について
GEIの標準化された開示報告の枠組みによって、世界中の企業の職場・サプライチェーン・地域コミュニティーにおける女性へのサポートを投資家が比較することができます。ブルームバーグのジェンダーに関する開示報告の枠組みは任意のものであり、関連費用はありません。GEIはベンチマーク指数であり、財務指標としての使用を目的したものではなく、また、ランク付けされたものでもありません。2023年GEI指数構成企業は、ブルームバーグが設定した総合値以上のスコアを獲得しており、全フレームワークの5項目において情報開示の水準と総合的パフォーマンスが高いことを反映しています。詳細については、GEIのウェブサイトをご参照ください。ブルームバーグ端末のご契約者様は {BGEI Index DES<GO>} からGEIにアクセスできます。
*本プレスリリースはBloombergが2022年8月15日(現地時間)に英語で発表を行ったプレスリリースを日本語に翻訳・再編集したものです。オリジナルのプレスリリースの正式言語は英語であり、この内容および解釈については下記の英語版が優先となります。英文オリジナルにつきましてはこちらのサイトをご参照ください。